プログラマーが副業を選ぶとすれば、必ずしもIT関連の仕事を選ばなければならないわけではない。ソフトウェア開発とは全く違う仕事を選ぶ判断も有意義となる可能性がある。
例えば接客が必要な仕事も選択肢の一つに挙げることが出来る。プログラミングの仕事では基本的に接客のスキルを必要としない。そのため接客業を選んだとしても、直接本業にとってプラスになるとは限らないだろう。
しかしながら、将来キャリアアップを目指すとなると、いずれは高いコミュニケーション能力が求められる。そこでプログラマーとして働いている段階から、これからの将来を見据えてコミュニケーションの経験を積んでおくのが望ましいと言える。例えばスーパーやコンビニ、その他商品販売に関わる内容の仕事では、顧客との会話を通して高度な接客スキルを身につけることが出来る。その他にも飲食業やセールスの仕事など、コミュニケーション能力を磨ける副業の選択肢は広い。プログラミングの技術に加えて、これらのコミュニケーションに関するスキルも身につけるようにすれば、キャリアアップ出来る可能性が高くなるだろう。
また万が一ソフトウェア開発の仕事に限界を感じ他業種への転職を行うことになったとしても、副業で培った仕事の経験が役に立つはずだ。接客が苦手なプログラマーであると、他業種への転職を行った際には仕事にすぐには馴染めず苦労する場合もある。その点で、すでに仕事の知識と経験を備えていれば、転職後にも即戦力として活躍が出来るのだ。